こんにちは!
通訳案内士のaiです。
12月に入り、すっかり寒さが厳しくなってきましたね。
国家試験である通訳案内士試験を受けられた方は、難関の2次試験である口述試験を間近に控え、緊張している方も多いのではないでしょうか。
通訳ガイドにとって、冬期はいわば準備期間。
繁忙期である春に向け、ガイドの知識はもちろん、今のうちに服装や持ち物といったガイドの基本を押さえておく必要があります。
今回ご紹介するのは、ガイドの服装について。
通訳ガイドの案内本には “スーツやジャケットを着用” と記載がありますが、そんなことはなく、基本的に自由です。
確かにTPOによっては、かっちりした服装をした方が良い場合もあるかもしれませんが、そうでなければカジュアルな服装でOK。
スーツを着る必要も、キレイ目の服装でいる必要もありませんし、
逆にそんなきっちりした格好では、カジュアルな服装で来ることの多いゲストと合わずにかえって浮いてしまいます。
実際、私は初めてガイドをした時以来、一度もスーツでガイドをしていません。
私は服が好きで、毎日好きな服を自由に着ていたいタイプなので、これは本当に嬉しいポイントでした。笑
ただし “自由” といっても、やはりガイドたるもの、動きやすく機能性の高い服装が一番。
私が普段どのような服装でガイドをしているのか、女性目線でご紹介します!
アウター: ダウンジャケット

防寒性が高く、軽くて、着脱しやすいもの。
結果、ダウンジャケットにいきつきました。
順にご紹介します。
防寒性
ガイドって、一日中外を歩き回る仕事なんですよね。
真冬なんて、寒風が吹き荒ぶ中、先頭に立ちゲストを案内しなくてはなりません。
ですので、防寒性が高いこと(前がジッパーやボタンなどできちんと閉められること)が絶対条件。
昨日、ついオシャレさを重視して前が開いた(ベルトでゆるく止められるようにはなっている)ロングコートを着ていたところ、隙間風が大変寒く、風邪を引きました。笑
軽量
また、重さが軽いことも条件です。
いくら防寒性が高くても、ずっしりと重いアウターを一日中着ていては、それだけで疲労感が何倍にも増してしまいます。
特に、私のように肩こりにいつも悩まされている方は、必ず軽めのアウターでガイドに繰り出すことをオススメします。
着脱しやすさ
冬って、外はめちゃくちゃ寒いのですが、建物の中や電車内は気持ちが悪くなるほど暖房が効いていませんか?
私はそれで、うまく体温調節ができずに、何度か気分が悪くなったことがあります。笑
つまり、建物の中に入った時のために、着脱がしやすいものである必要があります。
「えっ、でもガイドって、屋外にある観光地を案内するんじゃないの?」
そう思われた方もいるかもしれませんね。
はい、基本的にはそうです。
ですが、食事のシーンではもちろんレストランに入りますし、ゲストがお土産を購入するシーンでは、長時間屋内にいることも珍しくありません。
実際、私が「Tokyo Highlights Tour with a City Girl」のツアーで原宿キディランドに立ち寄っていた時は、ショッピングに1時間かかったこともありました。
ですので、その場でさっと着脱でき、小さく丸めてバッグに入れておけるものがベスト。
となると、やはりダウンジャケット一択に絞られます。
トップス: 薄手のセーター

トップスに関しては、基本何でも好きなものでOK。
ですが、私は薄手のセーターを着ることが多いです。
アウターにダウンジャケットを着ているので、そこまで着込まなくても十分あったかいですし、あまり厚めのものを着てしまうとアウターに響き、着膨れしてしまうので。
また後述しますが、インナーにウルトラヒートテックを着るので、薄手でも全く問題ありません!
インナー: UNIQLOの超極暖ヒートテック

言わずと知れた冬の必須アイテム、ヒートテック。
中でも最強なのが、保温効果を極限まで高めた「ヒートテック ウルトラウォーム(超極暖)」です。
もう既にお手持ちの方も、実は多いのではないでしょうか?
まだの方は、一見は百聞に如かず。店頭で見てもらった方が早いのですが笑
とにかく生地が極厚で、着た瞬間から体がポカポカします。感動ものです!
私は冷え性なので、ガイドの時ならず、冬は常に着ているほど愛用しています。
真冬の寒さにも負けない、ガイドの強い味方ですね!
ボトムス: パンツ

ボトムスもトップス同様、好きなものを着てもらえたら一番なのですが、、やはり動きやすいものが正解。
デニムやスキニーなどのパンツスタイルが私は多いですね。
風邪を通さないので暖かいです。
それに、スカートだとタイツやらストッキングやら履かなくてはならず、あまりガイド向きとはいえません。
とはいえ、女子たるもの、スカートを履きたい気分の時もありますよね。
そんな時は、上品な雰囲気の出るロングスカートに、先ほどご紹介したウルトラヒートテックのスパッツを着用しましょう!
(出典:UNIQLO)
これで防寒対策もバッチリ。女子力も文句無しです!
靴: 歩きやすいブーツかスニーカー

ガイド業の要である足。
たくさん歩き回るので、疲れない靴が絶対条件。
スニーカーでもブーツでも何でも構いませんが、普段履き慣れている靴にしましょう。
ちなみに、私はいつもドクターマーチンの8ホールを履いています。
ハタチの誕生日に、親が買ってくれたもの。もう履き続けて5年になります。
自分の足にすっかり馴染んでいるので、足が痛くなることが全くありませんし、重さも全く気になりません。
旅行や登山も、これ一足あればOK。
革製とはいえ雨にも比較的強いので、急な雨でも安心。
屋外にいることの多い、ガイドの頼もしい味方となってくれること間違いありません。
小物: マフラー

寒さ対策には、首元を温かくするのが大切といいますよね。
私も祖母からそのように教わりました。
アウターが首元までボタンで留められる仕様のものは、マフラーがなくても首元が守られるので大丈夫です。
ただしそうでない場合は、あった方が保温効果が全然違いますので、着用することをおすすめします。
ちなみに私は、H&Mのマフラーを使っています。
(出典:H&M)
柔らかい素材が肌に気持ち良く、また幅もあるのでショールとしても使える優れもの。コスパも最強です。
本記事のまとめ

いかがでしたでしょうか?
私がガイドに行く際、普段どのような服装をしているのか。冬のコーディネートをご紹介しました。
・アウター: ダウンジャケット
・トップス: 薄手のセーター
・インナー: UNIQLOのウルトラヒートテック
・ボトムス: パンツ or ロングスート+ヒートテックタイツ
・靴: ブーツ(ドクターマーチンの8ホール)
・小物: マフラー (H&M)
「動きやすく機能的な服装でいたいけど、オシャレさも外したくない、、!」
という私の思いを、最大限に詰め込んだものです。笑
必ずしもこれに合わせる必要はありませんので、あくまで参考程度に、自分に合う服装をいろいろ試してみてくださいね!
この記事を書いた人

“数ある国の中から、わざわざ日本を選んでくれた外国人に、1人でも多く。 正しい知識を持ってリアルな日本を伝え、恩返しをしたい。”
合格率15.6%の難関国家資格「全国通訳案内士」を、23歳という若さで2017年12月に取得。以降、フリーランスの通訳案内士として、東京を拠点に活躍中。趣味はお散歩とカフェ巡り。
旅行好きの両親に恵まれ、幼少期から日本全国を旅し、これまで訪れた都道府県は33県以上。 学生時代はホステルにて勤務、卒業後は旅行業界最大手である株式会社JTBに新卒入社を果たす。
観光業に日々従事する中で、”観光地だけでない、ローカルだけが知っているディープな東京を伝えたい”という思いから「Tokyo Hidden Gems」というコミュニティを2018年4月に立ち上げる。メンバーは2019年10月現在、400人超え。
#feellikealocal #deeptokyo をキーワードにこれまで6回、東京の穴場を巡る街歩きツアーを開催。 参加者である在日外国人経営者や、大使館勤務の方、ハーバードより入学が困難と言われているミネルバ大学の学生から高い評価をいただいている。
Instagram @tokyohiddengems
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